乳がん手術後のケア

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傷跡のケア

テキストテキスト

乳房の傷跡は、数週間は動かすことなくしっかり治癒させることが大切です。無理に引っ張ったり動かしたりすることで創の回復の妨げになるほか、感染の原因になる可能性があるからです。数週間経過し、痛みや傷がない場合に傷跡のケアを開始しましょう。

宝塚市小林の斎藤内科では、乳がん手術後の傷跡の管理・ケアを行っております。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

保湿ケア

手術によって傷んだ皮膚は、油分と水分、ビタミンを補給する必要があります。特に有効なのは、水分保持力を高めるための尿素製剤やヘパリン類似物質です。それらは水分の保持はもちろん、血行改善やケロイド改善などにも役立ちます。血行が良くなると組織の修復ができ、疼痛や違和感の軽快にもつながります。ケロイドも色が薄くなったり厚みが減ったりといった効果が期待できます。

乳がん術後用のブラジャーの着用

傷跡が落ち着いた後には、乳がん術後のブラジャーを着用します。ブラジャーには複数の種類があり、シリコンパッドや、パッド入りのブラジャー、パッド入り下着などが販売されています。また、傷跡を気にせずに温泉に入れるように温泉用入浴着も販売されています。着用したまま入浴ができるのが特徴です。

感染症対策

手術による傷をきれいに治すために重要なのは、傷をきれいに維持することです。汗や老廃物は感染の原因となり、傷の治りを悪くするだけではなく、深刻な感染症を引き起こす可能性もあります。
シャワーや入浴許可が出たら、毎日石鹸を使って綺麗に洗浄しましょう。摩擦が気になる場合は、しっかりと泡立てて洗うことが重要です。すすぎ残しも傷の治りの妨げになるため、しっかりと洗い流しましょう。

リンパ浮腫のケア

腋窩リンパ節郭清の手術を受けた場合や腋窩リンパ節に放射線の照射を行った場合、術後にリンパ浮腫を引き起こす場合があります。リンパ浮腫とは、リンパ液の流れが悪くなることで起こる体のむくみです。
このむくみは数ヶ月で治ることが多いですが、数年後に急に起こる場合もあります。万が一、異常があればすぐに医療機関を受診しましょう。

リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療では、むくんだ部分を弾性着衣や弾性包帯などで圧迫する圧迫療法の他、リンパ液をマッサージによって流すリンパドレナージなどが行われます。

リンパの流れを円滑にするための予防法

  • きつい衣服の着用を避ける
  • きつい腕時計や指輪の着用を避ける
  • 荷物を同じ側で長時間持たない
  • 同じ姿勢を取り続けない
  • 眠る時は手術した側の腕を上にする
  • 仰向けに寝る時は、腕を心臓より少し上に持ち上げる
  • サウナや長時間の入浴は避ける
  • 肥満に注意する

など