乳腺外科

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乳腺外科について

乳腺外科について

乳腺外科とは、乳房のしこり、痛み、分泌などさまざまな症状に対しての診断と治療を行う診療科です。これらの症状は乳がんのリスクがあるため、早期発見を行い必要があれば治療をする必要があります。

こんな症状はありませんか?

以下の症状に当てはまる方は、宝塚市小林の斎藤内科へご相談ください。

  • 乳房や脇の下にしこりがある
  • 腕を挙げた時、乳房にひきつれがある
  • 乳首から出血や分泌物がある
  • 乳首にびらんやただれがある

など

対象となる主な疾患

乳がん

乳がんは乳腺の組織にできる悪性腫瘍です。乳がんの多くは乳管から発生しますが、一部は小葉から発生します。その他、粘液がんや管状がん、腺様囊胞がんといった乳がんもあります。

乳がんの主な症状は、乳房にできるしこりです。その他、乳房にくぼみができたり、乳頭や乳輪がただれたり、左右の乳房の形が非対称になったり、乳頭から分泌物が出たりといった症状があります。

乳腺良性疾患

乳腺良性疾患とは、良性の乳腺のしこりを指します。線維腺腫のしこりは表面が平らで楕円形であることが多く、大きさは1~3cm程度です。ただし、良性であっても3cm以上の場合は手術が必要となることもあります。

乳腺良性疾患は乳がんと見分けがつきにくいため、画像検査で判断できない場合には細胞診や針生検、細胞を採取する病理検査を行うこともあります。

乳頭異常分泌

乳頭異常分泌とは、妊娠中や授乳中でないにもかかわらず、乳頭から分泌物が出る症状を指します。乳頭異常分泌が起こる原因は、しこり(良性・悪性)がある、高血圧薬や潰瘍薬、経口避妊薬を服用している、またホルモン分泌に関わる病気などが挙げられます。

主な診療内容

当院の乳腺外科の診療内容は下記の通りです。

  • 乳がんのスクリーニング検査
  • 乳房に感じるしこりや痛み、赤みや皮膚の異常
  • 乳頭の変形や分泌物、腋下の塊の確認
  • ホルモンを用いた乳がん治療
  • 乳がん手術後の傷跡の管理
  • 乳がん手術後の定期検査・経過観察
  • 乳がんドック(自費診療)※症状のない方が対象となります
  • セカンドオピニオン(自費診療)※事前予約が必要となります

など

当院で行える検査

斎藤内科の乳腺外科では、次のような検査を実施しております。

視触診

医師が乳房に触れて観察し、以下のような異常がないかを確認します。

  • しこりの有無
  • 乳房の皮膚の異常
  • 乳頭からの分泌物
  • 脇の下のリンパ節の腫れ

など

マンモグラフィ

マンモグラフィ

マンモグラフィは、乳房を軽く圧迫しX線を用いて撮影する方法です。撮影時の不快感や痛みを感じる方もいらっしゃいますが、女性検査技師・女性医師が患者さまの安心を第一に考えて対応いたします。

この検査を通して、早期乳がんの石灰化や脂肪組織に埋もれたしこりの特定が可能となります。放射線量は非常に微量で、身体への影響は最小限です。ただし、妊娠中の方には超音波検査をおすすめしています。また、胸部に何らかの留置物(ペースメーカー・ポート・埋め込み型心電計・V-Pシャント術後など)がある方は撮影できませんので、ご注意ください。
また、制汗剤が検査に影響を及ぼす場合がありますので、検査前のご使用はお控えください。

乳房超音波検査(乳房エコー検査)

乳房超音波検査(乳房エコー検査)

乳房エコー検査は、専用機器(プローブ)を当てて乳房内部を詳しく観察する非侵襲的な検査方法です。この検査には、痛みや放射線被ばくといった負担・リスクはありません。そのため、妊娠中や授乳中の方も安全に検査を受けていただけます。
乳房エコー検査は、小さなしこりや腫瘍を検出するのに適していますが、細かい石灰化病変の確認は難しいことがあります。

細胞診

細胞診は、微細な針を用いて病変から細胞を採取し、それが良性か悪性かを診断するものです。結果は通常、1週間程度でわかります。

針生検

針生検は局所麻酔の下、専用の針で病変部分から組織を採取して細胞を調べる検査です。細胞診よりも詳細な情報が得られ、診断の精度が向上します。検査結果は通常、1~2週間程でわかります。